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猫背にならない椅子の条件とは?椅子オタクが教える選び方&注意点

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気づけば背中が丸まってる、首が前に出ている…
「最近、猫背がひどくなったかも?」と感じていませんか?

実はそれ、椅子が原因かもしれません。

姿勢を正そうとしても長続きしない。
でもよく考えてみてください――1日のうち、椅子に座っている時間ってどれくらいありますか?

在宅ワークや趣味の時間、ダイニング、読書など、気づけば何時間も同じ椅子に体を預けているはず。
そんな日常の“座る環境”が、猫背や体の不調をじわじわと生み出していることも少なくありません。

この記事では、椅子マニアの筆者が

  • 猫背を引き起こしやすい椅子の特徴
  • 姿勢をサポートする椅子の条件
  • 猫背対策として本当におすすめできる椅子の選び方
  • 買う前に気をつけたい注意点

などを、初心者にもわかりやすく&実用的に解説します。

「姿勢を良くしたいけど、まず何を見直せばいいかわからない」
「今使っている椅子が本当に合っているのか気になる」

そんな方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。

その椅子、猫背を悪化させていませんか?

「背筋を伸ばそう」と意識しても、時間が経つとつい背中が丸まってくる――
そんな経験、ありますよね。

でも実はそれ、あなたの姿勢のせいではなく、椅子の形や座り心地が原因かもしれません。

猫背を引き起こす椅子の共通点とは?

以下のような椅子は、長時間座ると自然と猫背になってしまうことが多いです。

  • 背もたれが低く、腰が支えられていない
  • 座面が深すぎて、背中が浮いたままになる
  • クッションが柔らかすぎて沈み込む
  • 肘掛けがなく、腕の重みで肩が前に出る
  • 椅子の高さが合っておらず、足が床に届かない

こうした椅子では、体が無意識に楽な(=丸まった)姿勢を取ろうとするため、結果的に猫背を助長してしまいます。

姿勢が崩れるのは「座り方」だけが原因じゃない

「ちゃんと姿勢を正して座らなきゃ!」と思っても、そもそも椅子の構造が姿勢をサポートしていなければ、いくら意識してもすぐに疲れて元通り

つまり大事なのは、「正しく座ること」よりも、
“正しく座りやすい椅子”を選ぶことです。

猫背にならない椅子の条件【5つのチェックポイント】

猫背対策として椅子を見直すなら、以下の5つのポイントをぜひ確認してみてください。
これらはすべて、自然に正しい姿勢が取れる“猫背になりにくい椅子”の共通条件です。

① 背もたれのカーブが自然に背中にフィットしているか

猫背防止の鍵となるのが、背骨のS字カーブを支える構造かどうか。
特に腰のあたり(=ランバーサポート)に適度なふくらみがある椅子は、無理なく背筋を伸ばせる姿勢に導いてくれます。

選び方のヒント:
背もたれが「まっすぐすぎる椅子」や「ペラペラなもの」はNG。
やや湾曲していて、腰がしっかり当たるものを選びましょう。

② 座面の奥行きが“深すぎ・浅すぎ”になっていないか

座面が深すぎると、腰を背もたれにつけるのがつらくなり、背中が丸まりがちに。
逆に浅すぎると、お尻が前にズレていって姿勢が崩れます。

目安:
膝裏と座面の間に指2〜3本分のすき間があるのが理想です。

③ 高さ調整ができ、足裏がしっかり床につくか

椅子が高すぎて足が浮いている状態は、太ももの裏が圧迫され、骨盤が後ろに倒れてしまいます。
逆に低すぎても背中が丸まりやすくなるため、高さ調整ができる椅子がおすすめです。

座り方チェック:
・足裏全体が床についている
・膝が90度〜やや開き気味で安定している

④ 腰を支える「ランバーサポート」があるか

長時間の作業には、腰のカーブを支えてくれるランバーサポート(腰当て)があると、姿勢が格段にラクになります。
調整可能タイプなら、自分の体格に合わせてフィットさせられるのもポイント。

補足:
ランバーサポートがない椅子でも、後づけクッションなどで代用可能です。

⑤ 肘置きの位置が合っているか

肘置きがあると、腕や肩の負担を軽減でき、結果的に猫背の予防につながります。
ただし、高さが合っていない肘置きは逆に肩をすくませる原因になるため要注意。

ベストポジション:
自然に肘を曲げたときに、肘がちょうど乗るくらいの高さ

タイプ別|猫背になりにくいおすすめ椅子はこれ!

猫背になりにくい椅子には共通の条件がありますが、ライフスタイルや使い方によって最適なタイプは異なります。
ここでは、シーン別におすすめの椅子タイプを紹介します。

デスクワーク中心の人には…「オフィスチェア」

長時間の作業を支えるには、やはり人間工学に基づいたオフィスチェアがベスト。
特に次のような機能があるモデルがおすすめです。

おすすめの機能

  • ランバーサポート(腰当て)付き
  • 背もたれがしなる(リクライニング対応)
  • 肘置きの高さ調整が可能
  • メッシュ素材で通気性も◎

おすすめブランド例:
エルゴヒューマン/イトーキ/オカムラ/ハーマンミラー(高級)
LOWYA/アイリスオーヤマ(コスパ重視)

在宅ワーク&リビング兼用の人には…「パーソナルチェア」

作業とくつろぎの両立を求めるなら、姿勢を保ちつつリラックスもできるパーソナルチェアがおすすめ。
ソファよりもしっかりした背面で、猫背予防にも効果的です。

おすすめの特徴

  • 背もたれが高め&角度が固定されている
  • おしゃれでインテリアにも馴染む
  • クッション性と反発力のバランスが良い

選び方ポイント:
「リクライニングしすぎるもの」はNG。軽く背筋を伸ばせる角度をキープできるものが◎

子どもや学生には…「学習用チェア」

成長期の姿勢を守るために、学習椅子は猫背対策の最前線とも言えます。
正しい姿勢で座るクセをつけるための機能がしっかり備わっているものを選びましょう。

学習椅子に必要な要素

  • 足置き(ステップ)があり、足裏が安定する
  • 座面と背もたれの高さが調整できる
  • 木製なら安定性、メッシュなら通気性が高い

有名ブランド例:
コイズミ、イトーキ、堀田木工所など。
最近は大人も使えるデザイン性の高いものも増えています。

あまりおすすめできない椅子タイプ

  • 安価すぎるゲーミングチェア(姿勢サポートが弱いモデルも)
  • 座面が低すぎるソファ・床座り用クッション
  • 肘掛け・背もたれがないスツールやスツール型チェア

これらは一時的には座りやすく感じても、長時間の姿勢維持には向いていない場合が多いです。

買う前に確認すべき注意点

「猫背対策に良さそう!」と感じた椅子でも、いきなり購入する前に必ずチェックしておきたいポイントがあります。
後悔を防ぐためにも、以下の点はしっかり確認しておきましょう。

1. 実際に座って試せるかどうか(特に通販の場合)

ネットでの購入が主流になってきた今、実物を試せないまま買う人が増えています
でも、座り心地やフィット感は体格や用途によって大きく異なるため、できれば一度店舗で試すのが理想です。

💡対策:

  • ニトリ・IKEA・大塚家具などで似たモデルを試す
  • 試座できるショールームを探す
  • 返品・交換ポリシーのあるショップを選ぶ

2. 見た目だけで選ばない!“映えチェア”は要注意

インスタ映えやおしゃれさ重視で選ぶと、
・背もたれが低すぎる
・クッションがふかふかすぎて姿勢が崩れる
など、見た目は◎でも猫背を助長する構造になっている場合があります。

💡ポイント:

  • 商品ページに「人間工学」「姿勢サポート」などの記載があるかチェック
  • クッション性だけでなく“支える力”にも注目

3. サイズ感が自分のデスクや体に合っているか?

意外と多いのが「椅子は良さそうだけど、デスクと高さが合わない…」というパターン。
高さ調整ができる椅子ならある程度対応できますが、固定型チェアを選ぶ場合は事前にしっかり採寸することが大切です。

💡チェックポイント:

  • 座面高(SH)とデスク高(DH)の関係(目安:SH=DH−27〜30cm)
  • 肘掛けがデスクの下に入るかどうか

4. 長く使うつもりなら、1万円以上の予算を目安に

安すぎる椅子は、クッションがすぐヘタる・支えが弱い・ガスシリンダーが壊れやすい…など、長期的に見るとコスパが悪くなることも

毎日使うものだからこそ、少し投資して体に合ったものを選ぶことが猫背予防の第一歩です。

まとめ|椅子ひとつで姿勢も暮らしも変わる

猫背は意識だけではなかなか治りません。
日々、無意識に「座っている時間」が長いからこそ、椅子という“道具”から見直すことが猫背改善の近道になります。

今回ご紹介したように、

  • 背もたれの形
  • 座面の奥行きや高さ
  • 腰や肘を支えるサポート機能

これらを満たした椅子を選ぶことで、自然と姿勢が整う「座りやすい姿勢」が手に入ります。

見た目だけで選ぶ時代はもう終わり。
「身体に合うかどうか」「暮らしにフィットするかどうか」
それを基準に椅子を選ぶと、猫背だけでなく、肩こり・腰痛・集中力の低下など、さまざまな悩みも軽減されていくはずです。

たかが椅子、されど椅子。
この機会に一度、自分の椅子を見直してみてはいかがでしょうか?