椅子を買おうと思ったとき、こんな風に悩んだことはありませんか?
- 「おしゃれな椅子って座り心地どうなんだろう…」
- 「在宅ワークが長時間になって腰がツラい…」
- 「ダイニングチェアが部屋に合わなくて浮いて見える…」
家具の中でも椅子は、「毎日体を預けるもの」。
それだけに、選び方を間違えると地味にストレスが積み重なっていくアイテムでもあります。
でも、安心してください。この記事では、家具好きの筆者がこれまで実際に見て・使って・調べてきた知識をもとに、
- 椅子選びでよくある失敗とその原因
- 選ぶときに本当に見るべきポイント
- 用途別におすすめの椅子タイプ
をわかりやすく解説します。
「おしゃれで座り心地も良い椅子を探したい」
「自分の暮らしに合った1脚を見つけたい」
そんな方に、きっと役立つ内容になっています。
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
椅子選びで失敗する人のよくあるパターン
椅子を選ぶとき、「見た目が気に入ったから」「とにかく安かったから」などの理由だけで購入してしまい、後から後悔してしまう人は少なくありません。ここでは、実際によくある失敗パターンを紹介します。これを知っておくことで、後悔しない椅子選びの第一歩になりますよ。
デザインだけで選んでしまう
おしゃれな見た目に惹かれて購入したものの、「長時間座るとお尻が痛い…」「背もたれが低くてリラックスできない」など、使い心地の悪さに悩まされるケースはとても多いです。
特にInstagramや通販サイトで「映える」椅子は、写真映えを優先した設計になっていることもあるので注意が必要です。
「とりあえず安い」で選んでしまう
予算重視で最安値の椅子を選ぶのもありがちなミスです。もちろん安くて良い椅子もありますが、「座面がすぐヘタる」「ギシギシ音がする」「背もたれが弱くて怖い」など、耐久性や安全性に不満が出やすい傾向があります。
結果的にすぐ買い替えることになり、「最初からちゃんとしたものを選べばよかった」と後悔する人も…。
部屋の広さや用途を考えていない
購入してから「想像より大きかった」「床に傷がついた」「部屋が狭く感じるようになった」と気づく人も多いです。
椅子は意外と“空間の圧迫感”に大きく影響するアイテム。
また、リビングで使うのか、仕事用か、食事用かなど、用途によって求められる形状や機能も変わってきます。これを曖昧にしたままだと、せっかくの椅子が使いづらいインテリアになってしまうことも。
このような失敗を避けるためにも、「見た目・価格・サイズ・用途」のバランスを見極めて選ぶことが大切です。
次のセクションでは、椅子を選ぶ前にチェックしておくべきポイントを詳しく紹介していきます。
椅子を選ぶ前に知っておくべき5つのチェックポイント
椅子選びで後悔しないためには、デザインや価格だけでなく「自分の使い方に合っているか」を見極めることが大切です。
ここでは、購入前に必ずチェックしておきたい5つのポイントを解説します。
① 使用シーンをはっきりさせる
まず大切なのは、「どこで」「何のために」使う椅子なのかを明確にすることです。
- 在宅ワークやPC作業用?
- 食事のためのダイニング用?
- くつろぎ用のリビングチェア?
- コンパクトな一人暮らし用?
シーンが変われば求められる機能や快適性も変わってきます。目的に合わない椅子は使わなくなってしまうこともあるので、まず“自分がどう座るのか”を想像しましょう。
② 座り心地は「柔らかすぎず、硬すぎず」が基本
椅子は毎日使うもの。数分座って快適でも、1時間経つと疲れる…なんてことも。
- クッション性がありすぎると沈み込んで姿勢が崩れる
- 硬すぎるとお尻が痛くなる
- 背もたれや座面のカーブが体にフィットするかも大事
ネット購入では試座ができない分、レビューや素材の情報、写真から「どれくらい体を支えてくれるか?」をチェックするのがコツです。
③ サイズと設置スペースを事前に確認
椅子は意外と“場所をとる家具”です。購入前には必ず、設置予定場所の幅・奥行き・高さを測っておきましょう。
チェックポイント:
- 背もたれの高さは圧迫感に影響する
- アーム付きチェアはテーブル下に収まらない場合も
- 複数脚買う場合、間隔も計算に入れる
「思ったより大きかった/小さかった」問題は通販で非常に多いので注意です。
④ 部屋の雰囲気に合うか
せっかく気に入った椅子でも、インテリアに合わなければちぐはぐな印象に…。
ナチュラル・モダン・北欧風・韓国風など、自分の部屋のテイストと相性が良いかも意識してみましょう。
素材感(木、ファブリック、レザー)、脚の形状、色合いなどがインテリアと調和するかを想像してみてください。最近は「部屋に置いたイメージ画像」を載せている通販ページも多いので、参考になります。
⑤ 素材とお手入れのしやすさ
意外と見落としがちなのが「日々の使いやすさ」。
特に次のような素材選びは慎重に。
- ファブリック:肌触りが良くあたたかみがある。反面、汚れやすい。
- PVCレザー/合皮:汚れが拭き取りやすく、飲食する場所におすすめ。
- 本革:高級感あり。経年変化を楽しめるが、価格やお手入れに注意。
ペットがいる家庭や、小さなお子さんがいる場合は特に「掃除しやすさ」「傷つきにくさ」も重要な判断材料になります。
この5つのポイントを押さえておけば、自分に合った椅子選びの成功率はぐっと上がります。
次は、具体的に「どんなタイプの椅子がどんな用途に向いているか」をご紹介していきます!
目的別|おすすめの椅子タイプを紹介
椅子は「何に使うか」によって選ぶべきタイプが変わってきます。
ここでは、よくある使用目的別におすすめの椅子タイプを紹介します。用途がはっきりすれば、自然と“選ぶべき椅子”が見えてきますよ。
在宅ワーク・長時間作業なら「オフィスチェア」
パソコン作業などで1日に数時間以上座る人には、オフィスチェアが断然おすすめです。
人間工学に基づいた設計のものが多く、腰や肩にかかる負担を軽減してくれます。
おすすめポイント:
- クッション性と通気性のバランスが良い
- 肘掛け・高さ調整・リクライニング機能付きが理想
- 長く座っても疲れにくい
在宅ワークが増えた今、「作業効率を上げたいならまず椅子から」と言っても過言ではありません。
食事や団らん重視なら「ダイニングチェア」
ダイニングで使うなら、座面の高さ・硬さ・背もたれの角度が重要です。
食事はもちろん、家族や友人との会話の時間も快適に過ごしたいですよね。
選ぶポイント:
- テーブルの高さと合うか(座面高は約42〜45cmが一般的)
- 座りやすさ+移動のしやすさ
- お手入れしやすい素材(合皮や木材が◎)
椅子のデザインが空間全体の雰囲気を左右するので、インテリアとの相性もチェック!
くつろぎ重視なら「リクライニングチェア・パーソナルソファ」
読書・テレビ・昼寝など、“ゆったりした時間”を過ごすなら、リクライニングチェアや1人掛けソファがおすすめです。
背もたれが深く、身体を預けられる構造になっているため、リラックス感が段違い。
特徴:
- ロータイプ・ハイバックタイプなど種類が豊富
- 足を伸ばせるオットマン付きも人気
- ソファ代わりとしても使える
特にワンルームの人は「チェア兼ソファ」として使えるモデルが便利ですよ。
省スペース重視なら「座椅子・フロアチェア」
狭い部屋や床生活を中心としたライフスタイルの人には、座椅子やフロアチェアがベスト。
折りたたみ式や軽量モデルも多く、使わないときは収納しておけるのも◎。
こんな人に:
- ローテーブルやこたつと一緒に使いたい人
- ソファを置くスペースがない一人暮らし
- 軽くて持ち運びやすい椅子が欲しい人
最近はゲーミング用の座椅子や、背もたれが大きめで姿勢をサポートするモデルも増えてきました。
趣味やゲーム時間が長いなら「ゲーミングチェア」
ゲーム好き・YouTube視聴・長時間PC作業など、“長時間集中する”人には、ゲーミングチェアが快適。
見た目は派手な印象がありますが、機能性の高さは折り紙付きです。
メリット:
- ハイバック+ヘッドレスト+ランバーサポート
- 疲れにくい設計で姿勢をサポート
- デスクチェアよりリクライニング性能が高いモデルが多い
インテリアに馴染む落ち着いたデザインも最近は増えてきており、作業用チェアとしても人気です。
どうでしょう、あなたの生活スタイルに合った椅子は見つかりそうですか?
まとめ|あなたに合った椅子を見つけるために大切なこと
椅子は、ただ「座るための道具」ではありません。
作業の質を左右したり、部屋の印象をガラッと変えたり、毎日の暮らしにしっかりと影響を与える“生活の基礎”とも言える存在です。
椅子選びで大切なのは「目的」と「暮らし」に合っているか
- 長時間座るなら、体を支えてくれるチェアを
- 狭い部屋なら、圧迫感を出さないコンパクトタイプを
- 食事中心なら、家族で囲める落ち着いたデザインを
「なんとなく」ではなく、“どう使いたいか”を自分に問いかけてから選ぶことが、後悔しない椅子選びへの第一歩です。
少し良い椅子を選ぶことは、長期的には節約になる
安さだけで選んで、すぐに使わなくなった椅子ほどもったいないものはありません。
逆に、自分に合った椅子は、毎日使う中で「買ってよかった」と思える時間を与えてくれます。
「今の自分」に合う椅子が見つかれば、暮らしはちょっとだけ豊かになります。
あなたにぴったりの1脚が見つかりますように。